イベント情報

日本福祉のまちづくり学会 第6回全国大会

―総合政策としての福祉のまちづくり―

第6回全国大会長    土野 守(高山市長)

 過去5回にわたって全国大会を開催され、工学および福祉・保健・医療・行政等の研究や実務に携わる方々が一堂に会し、様々な討議や発表を進められてきた「日本福祉のまちづくり学会」が私どもの高山市において「第6回全国大会」を開催されることになり、心から歓迎を申し上げたいと存じます。
 高山市は平成8年以来「住みよい町は行きよい町」をテーマに「安全で、安心して、快適に暮らすことのできるバリアフリーのまちづくり」を進めてまいりました。
 少子高齢社会の到来に当ってのぎりぎりの選択によるまちづくりでしたが、市民一人ひとりの協力・民間事業者の熱意、そして市職員の努力が相俟って、住む人や訪れる人々に喜ばれる町の姿が現れ出しました。至らぬ所が未だ多く残されてはおりますが、福祉観光都市の現実化へ向けて今も疾走しているところであります。
  この高山市の活動とまちの姿を参考にしたいと、ここ数年、まちづくりの研究者や行政職員の方々が繁く訪問されるようになりましたが、各分野の専門の方々が総括的に研究を進め、各界・各地をリードされる「日本福祉のまちづくり学会」の開催は誠に時宜を得たものと受け止めております。「バリアフリーのまちづくり」が市民の生活環境や地域の活性化にもたらしたものを感じて頂きたいと願う次第です。
 今回の学会行事には、市内の町並や施設視察に相当の時間を取っておられるとのことで、研究や実務に就かれている方々にとって「なるほど」とうなずかれたり、「いや未だ未だ」と感じられる点が多々あるかと存じます。
  私も会期中は各場面で可能な限り、ご参加の方々と意見を交わしたいと思っており、よろしくご指摘、ご指導をお願いいたします。
  ここ飛騨の小さな都市の試みが、学会の皆さま方のお役に立てることは誠に嬉しく、一人でも多くの方々のご参加をお待ちしております。

開催要領

詳細プログラムを掲載しました